スマホだけでOK！プロが教える動画撮影7つの裏ワザ

「動画を始めてみたいけど、高価なカメラがないから…」

「スマホで撮ると、どうしてものっぺりした素人っぽい映像になってしまう…」

そんな風に思っていませんか？

ご安心ください。今やスマートフォンのカメラ性能は驚くほど進化しており、いくつかの「コツ」を知っているだけで、プロが撮影したようなクオリティの高い動画を作ることが可能です。

この記事では、出張撮影のプロである私が、明日から誰でもすぐに実践できる、スマホ動画撮影の裏ワザを7つ、厳選してご紹介します。

なぜあなたのスマホ動画は「素人っぽく」見えてしまうのか？

多くの人が見落としているのは、カメラの性能差よりも「撮り方の基本」です。プロは特別な機材を使うだけでなく、撮影の基本原則を徹底的に守っています。その基本原則こそ、スマホ撮影でも応用できる「プロっぽさ」の正体なのです。

これからお伝えする7つの裏ワザを実践すれば、あなたの動画は間違いなく見違えるはずです。

「え、そんなこと？」と思うかもしれませんが、これが最も簡単で、最も効果的な裏ワザです。

スマホは常にポケットやバッグに入っているため、レンズには指紋や皮脂、ホコリがたくさん付着しています。汚れたレンズで撮影すると、映像全体がぼんやりと霞がかかったようになり、ピントも甘くなります。

対策：撮影の直前に、メガネ拭きや柔らかい布でレンズを優しく拭く習慣をつけましょう。これだけで、映像のシャープさとクリアさが見違えるほど変わります。

なんだか映像が不安定に見える原因の多くは、水平・垂直が取れていないことです。

対策：スマホのカメラ設定から「グリッド線」（三分割法線）を必ず表示させましょう。この線を目安に、建物の線や地平線・水平線を合わせるだけで、映像に安定感とプロのような構図が生まれます。

撮影中に明るさがチカチカ変わったり、意図しない場所にピントが合ったりした経験はありませんか？それを防ぐのが「AE/AFロック」機能です。

対策：

ピントと明るさを合わせたい被写体を画面上で長押しします。
「AE/AFロック」という表示が出れば成功です。これで、カメラを動かしても明るさとピントが固定され、安定した映像が撮れます。特にインタビュー撮影などで絶大な効果を発揮します。

スマホのズーム機能は、ほとんどが画質が荒くなる「デジタルズーム」です。ズームすればするほど、映像はノイズだらけになってしまいます。

対策：被写体に寄りたければ、ズーム機能は使わずに、自分が歩いて被写体に近づきましょう。画質の美しさを保つためには「ズームより足」が鉄則です。

手ブレは、素人っぽく見える最大の原因です。

対策：

数千円で買えるスマホ用のミニ三脚を使うのも、非常に効果的な投資です。

スマホのカメラセンサーは小さいため、光が足りない暗い場所での撮影が苦手です。暗い場所では、どうしてもノイズが多く、ざらついた映像になってしまいます。

対策：できるだけ日中の屋外や、窓から自然光がたっぷり入る室内など、明るい環境を選んで撮影しましょう。明るさは、動画のクオリティを左右する最も重要な要素の一つです。

少し専門的ですが、これを意識すると表現の幅が広がります。

「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」から変更できるので、撮りたいものに合わせて使い分けてみましょう。

今回ご紹介した7つの裏ワザを、もう一度おさらいしましょう。

これらのテクニックは、どれも今日からすぐに実践できるものばかりです。しかし、これらを意識するだけで、あなたのスマホ動画は確実にプロのレベルに近づきます。

「基本は分かったけど、もっと凝った動画を作りたい」

「イベントやセミナーの撮影を、確実なクオリティでお願いしたい」

そんな時は、いつでも私たちプロにご相談ください。あなたの想いをカタチにする、最高の動画制作をお手伝いさせていただきます。