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裸婦像の謎│四日市市民公園

三重県
この記事は約3分で読めます。

実家から名古屋に帰る途中、久しぶりに四日市に寄ってみました。

私が子供の頃、いちばん近い盛り場といえば四日市の商店街だったのですが、今は昔の話となりました。ただ、10年くらい前の記憶と比べると、駅前に飲み屋が増えたような気がします。

商店街から近鉄の駅を越えて、はじめて市民公園を歩いてみました。

そこでちょっとおもしろいなと思ったのが、公園内に裸婦像が何体もあることです。それほど広くない、噴水と植木しかない公園に4基5体の銅像があるのですが、それらが全て似た背格好の裸婦立像なのです。

せっかくだからブログのネタにしようと思い、ちょっと調べてみました。

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「平和の女神像」

台座の銘板によると、昭和20年6月18日の四日市空襲を記念する像で、それを象徴するため高さが6尺1寸8分になっているとのこと。昭和27年の四日市博覧会で作られた石膏像を原型として28年に鋳造され、平成5年にこの市民公園に移設されたそうです。

作者の名前は見当たりませんでした。

西洋人ぽい顔の造形や、横に広げた腕は、ちょっと長崎の平和祈念像を思い出させます。ただ、平和祈念像は昭和30年の制作ですから、直接の関係はないと思います。

追記:いのりむし文庫さんによると、作者は清水三重三、ポーズの由来は平和のハトだそうです。

当時の新聞によると、「青銅三十貫の裸体像で平和のハトを形どって両手をひろげている」(中部日本新聞12月27日)ということで、(以下略・引用者)

清水三重三 平和の女神像(市民公園博物館横)–いのりむし文庫

「飛躍」

台座の銘板によると、四日市商工会議所創立百周年記念事業の一環として、当所の環境美化緑化推進団体である「四日市を美しくする会」が平成6年3月に建立したとのこと。制作は宮田卓二。

二体とも、顔つき体つきが現代風ですね。

腰に手を回しているにもかかわらず、まったく別の方向を見ているのはどうしてなんでしょう。いや、お互いの振り上げた手の先を見ているのかな? 右の像の手袋は…?

「夏の日に」

昭和59年9月 作・近藤英子 贈・小川一吉

力強い感じです。私はこれがいちばん好き。

「彼岸花」

平成元年3月 作・宮田卓二 贈・四日市商工会議所 四日市を美しくする会

「飛翔」と同じコンビ。

アイキャッチ画像を見るとよくわかると思いますが、前に踏み出す格好をしてます。

最後に…

普段は気にもとめない公園の銅像ですが、じっくり見て銘板なども読むと、いろいろ感じるところもあり楽しかったです。裸婦像はしっかり鑑賞するとその肉感が伝わってきて、真っ昼間にこんなところでこんなものをじっと見ていていいものかという気分になります(笑)。

もうひとつ、造形がシッカリわかるように公園の銅像を撮影するのは難しい、ということを思い知らされました。

付け足し

Googleマップで見てはじめてわかったんですが、公園の石畳が伊勢湾とその周辺地域の地図になっていて、四日市の位置にドーム型のモニュメントがあり、それを見下ろす形で「平和の女神像」が据えられているんですね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。ビデオエフズ名古屋では出張写真撮影も承っております。ぜひご利用ください。

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